今治タオルの基準と正規認定品の吸水力の凄さ!バスタオル、バスローブ、白雲、ハンカチ、ハンドタオル、ベビータオルなどギフトにも人気

今治タオルといえば吸水性に優れ肌触りの良い極上のタオルとして知られていますが、これには厳格な基準があり、タオルの町今治ではタオルソムリエ資格試験という今治商工会議所と四国タオル工業組合が実施する検定試験もあり、タオルの歴史、文化、技術、製品、顧客サービス、ブランドなどタオルに関する習熟度を認定するといういかにもタオルの町らしい様々なプロジェクトが行われています。

683b051a5d9177f695c386d4edb6e7d2さて、愛媛県今治市にあるタオルメーカー「一広(いちひろ)」が「今治タオル」正規認定品として全国に35万枚以上を出荷していましたが、一広の製品を四国タオル工業組合が品質抜き打ち検査を実施したところ、今治タオルにおける吸水性などの品質基準を満たしておらず、さらに調査したところ認定を受けないまま計20種類の製品を今治タオル認定品として出荷していたことが判明し、店頭から回収を終えたと一広は報告しているようです。

 

四国タオル工業組合

imabari今治タオルの品質基準を審査する今治市の四国タオル工業組合は「水につけると5秒以内に沈む」などを条件とする独自の品質基準を設けています。

したがって今治で製造されたタオル全てが今治タオルブランド認定商品を名乗れるわけではなく、四国タオル工業組合の認定検査で基準を満たしたものだけが今治タオルを名乗り、ロゴマークを付けて販売できるのです。

ではその基準とはどのようなものでしょう。

 

今治タオルの基準

タオル特性

吸水性

試験方法:IS-L1907/沈降法

合格基準:5秒以内(「未洗濯」と「3回洗濯」の2回の検査に両方とも合格)

脱毛率

試験方法:IS-L0217洗い方103法(タオル検法)

合格基準:パイル0.2%以下、無撚糸0.5%以下、シャーリング0.4%以下

パイル保持性

試験方法:(タオル検法)

合格基準:BT・KT 2.45cN/パイル以上、FT・WT 2.16cN/パイル以上

 

染色堅牢度

耐光

試験方法:JIS-L0842/カーボンアーク法

合格基準:4級以上(パステル色及び淡色3級以上)

洗濯

試験方法:JIS-L0844/A-2号法

合格基準:変退色4級以上、汚染4級以上

試験方法:JIS-L0848

合格基準:変退色4級以上、汚染3~4級以上

摩擦

試験方法:JIS-L0849/(II型)

合格基準:乾燥4級以上、湿潤2~3級以上(濃色及び顔料プリントは0.5級下げる)

 

物性

引張強さ

試験方法:JIS-L1096A法/(ラペルドストリップ法)

合格基準:縦147N以上、横196N以上

破裂強さ

試験方法:JIS-L1096A法/(ミューレン形法)

合格基準:392.3KPa以上

寸法変化率

試験方法:LIS-L1096G法/(電気洗濯機法)

合格基準:±7%以内

メロー巻き部分の滑脱抵抗力

試験方法:JIS-L1096(タオル検法)滑脱抵抗力ピン引掛け法準用

合格基準:縦20N以上、横30N以上

 

有機物質

遊離ホルムアルデヒド

試験方法:厚生省令第34号アセチルアセトン法

合格基準:吸光度差0.03以下

このように厳格なる基準と試験方法が設定されています。

 

その他の基準

  1. imabari3吸水性試験は、素材に関係なく適用する。沈降法による検査が不合格であっても、滴下法による検査が1秒以内の場合は合格とすることができる。顔料プリント商品の場合は「顔料プリント部面積比率証明書」を提出すること。
  2. 脱毛率試験に関し、パイル、無撚糸、シャーリング以外の加工品や、綿素材以外の製品については、個別に検査協会に相談すること。検査協会は、その結果を四国タオル工業組合に報告し、両者協議の上で合否を決定する
  3. パイル保持性試験に関し、ハンカチ類、裏ガーゼ製品及びタオルマフラーはJIS-L1075 B法(パイル保持性試験)による試験で、合格基準 500mN以上とする。
  4. 染色堅ろう度試験は、オーガニックコットン(カラード・コットン)を含む全ての染色製品について実施する。精練・漂白のみされた製品については、染色堅ろう度試験は除外する。
  5. 引張強さ試験に関し、パイルのないタオルマフラー等は、判定基準の横の値を98N以上とし、素材及び用途により考慮する。
  6. ガーゼ織り並びに伸縮性素材(強撚糸、スパンテックスなど)によるタオル織物に関する寸法変化率に関しては基準値を除外する。
  7. 遊離ホルムアルデヒドの吸光度差0.03以下をPPM換算した場合、9.6PPM以下に相当する。

 

タオルソムリエ資格試験

タオルソムリエ資格試験は、今治商工会議所と四国タオル工業組合が2007年より実施している検定試験です。

タオルソムリエ資格試験は、誰でも受験することができ、出題される問題は、タオルの歴史、タオルの製造過程、タオルの関係用語、タオルの種類、タオルの流通、タオルをお客様にお薦めする方法など全50問で100点満点中80点以上で合格とされており、受験料は10,500円となっています。

合格者には「タオルソムリエ」と呼ばれる称号と認定証が送られます。

試験会場は、愛媛県今治市だけでなく、大阪や東京にも設置されています。
タオル好きな方に是非受験していただきたいものですね。

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