タコが危機!漁獲量の減少と健康食品としての効能と効果!タウリン、ビタミンB2などの栄養素!タウリン、ビタミンB2、ためしてガッテン

タコは、古くから日本で食され、日本人には馴染みの深い食材です。

そのタコのもつ独特の弾力により刺身や寿司のネタ、和え物などに使われたり、たこ焼きなどの焼き物や揚げ物に使うと出汁がでるので様々な料理を美味しく仕上げてくれるのです。

タコは一年を通して12月が一番売れるのだそうです。
関西では、明石のタコが有名で、大阪では天神祭りのときに食べられる食材として知られており、6~9月が一番多くたべられるのではないでしょうか。

しかし、西ヨーロッパなどでは「悪魔の魚」などと呼ばれ、今までは食用にしている国はごくわずかでした。

ギリシャをはじめとする地中海に面した国では、タコを食べますが、日本人の調理法とは全く違う香りと食感の斬新な料理が登場するといいます。

さて、先日サンマの争奪戦について紹介しましたが、このタコの漁獲量も危機直面しています。

今までは、タコを食べなかった国が多かったのですが、最近では世界的にタコの消費量が増えているといいます。

ここ数年、日本の漁獲量は減少の一途をたどっています。

日本一のたこ焼きチェーンで知られる「築地銀だこ」は、たこ焼きの手頃な価格を守るため、西アフリカでタコを調達する巨大プロジェクトをたてているといい、ここに世界大戦ならぬ世界食材争奪戦がくりひろげられているのです。

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急増する輸入量

g005日本のタコの漁獲量は、1950年代から1970年にかけて急増しましたが、その後、減少の一途をたどっています。

日本でタコは人気の食材ですから、減った分を海外から輸入して補ってきました。

そして近年では、その輸入量も減っているのです。

先ほどお話ししたように世界中でタコの消費量が増えていることもありますが、日本に向けて輸出するために乱獲したので原産国の資源が枯渇してしまったからです。

日本へのタコの輸出国は、西アフリカのモロッコとモーリタニアが主要2カ国です。

 

g013かつてはモーリタニアからの輸入に頼りきっていた日本ですが、1990年頃をピークに資源がすくなくなり減少しています。

それ以後は、モロッコからの輸入が増えましたが、そのモロッコからの輸入も近年急激に減少しているといいます。

日本のタコの消費量は、世界の6割にもなるといわれています。

 

タコの種類

よく食べられているのは「まだこ」ですが、みずだこ、やなぎだこ、いいだこなどタコには色々な種類がいます。

まだこ
食材としては、おそらく日本で一番良く知られているタコでしょう。旨みがあり、歯ごたえも十分なので美味しくいただける人気食材ですが、近年漁獲量の減少とともに高価になりつつあります。

みずだこ
まだこよりも水分が多いことからこの名がついたといわれており、茹でる以外にもしゃぶしゃぶやマリネなどに適しています。

やなぎだこ
地方によっては「あまだこ」とも呼ばれ、主に茹でダコとして食され、身がやわらかいのが特徴です。

いいだこ
子持ちのいいだこは非常に高価ですが、おでんやいかめしなど煮物などに最適でこちらも人気食材です。

 

タコは健康に良い!タコの効能と効果

タコが世界的に食べられるようになったのは、健康食品としての効能に注目されてからでしょう。

タコの効能としては、心臓病、動脈硬化、肥満の改善と予防、味覚障害の改善、肝臓にも効果があるといわれています。
タコは、茹でるとカロリーが上がるのです。

まだこの生では、100gあたり76キロカロリー、茹でると99カロリーになります。

また、タコには良質なタンパク質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛などが含まれており、効能として良質なタンパク質による疲労回復効果、ビタミンEの抗酸化作用による老化防止効果、亜鉛の含有量も比較的多く、味覚傷害の改善にも期待されています。

タコは、低脂肪、低カロリー、高タンパクでイカより少し高タンパクなのに脂質はなんとイカの半分程度なのでダイエット食としても効果があります。

そして、タコに関して特筆すべき栄養素は、魚介類のなかでもトップクラスに多いタウリンの量です。

今までタコにはコレステロールが多いといわれてきましたが、近年の研究でタコの豊富なタウリンにはコレステロール値を下げる働きがあることがわかり、逆にコレステロールを抑える健康食材として注目されています。

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