仕事で何回も同じミスを繰り返す部下~ウィルスミスもかかった一度の失敗で学べない脳が上手く機能しないアスペルガー症候群などの発達障害やADHDという病気~

きっとだれでも、同じ過ちを繰り返したくないと思っているはずです。

でも実際には何度も同じミスをしてしまうことがあるのではないでしょうか。

それとは対照的に、一度の失敗から学んで同じミスをほとんどしない人もいます。

両者の違いはどこにあるのでしょうか。

Good_38_sum640_1273185632この興味深いテーマを研究したのは、イギリスのロンドン大学のジョイディープ・バタチャルヤ教授です。

教授は次のような実験によってこれを確かめようとしました。

まず男女から成る36人の被験者たちに、1.7秒という微妙な時間を自分の感覚だけで測るよう指示します。

次いでその結果を被験者に伝え、それがどれだけ正解に近かったか、そしてどうすれば次回はもっと良い結果を残せるかを解説します。

被験者たちの脳波を測定しながら、この測定と解説を何度か繰り返し、指摘されたことに基づいてどの程度修正ができているかを調べます。

このような実験によって、面白いことがわかってきました。

 

脳の働きを分類できる2つのタイプ

-shared-img-thumb-AL008-5w1hkasuwakenaidesyo20140722_TP_Vその実験の結果を比較してみたところ、被験者たちを2つのタイプに分類することができたのです。

一方のタイプに分類される被験者たちは、回を重ねるごとに明らかに測定の結果が改善していきました。

そしてこのタイプの被験者たちの脳波が示していたのは、自分の間違いを指摘されている時、脳内に非常に活発な反応が見られたということです。

もう一方のタイプに分類される被験者たちの場合は、測定と解説を何度繰り返しても結果がほとんど改善していませんでした。

このタイプの被験者たちは、自分の間違いを指摘されている時、脳波にはほとんど変化が見られませんでした。

この両者には明確な違いがあるということが分かったのです。

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左から、同じミスを繰り返さない人の成功、失敗、同じミスを繰り返す人の成功、失敗の脳波

 

経験から学ぼうとする脳の働き

max160114164323_TP_Vバタチャルヤ教授はこの結果を受けて、人が経験から学べるかどうかということには、その人の脳の働きが大きくかかわっていると結論付けています。

自分のミスを指摘されたときに脳内が活発に反応していた被験者たちは、そのミスを次の測定に生かすことができたのに対し、その反応が脳内にほとんど起きない被験者たちは、何度も同じミスを繰り返してしまうのです。

-shared-img-thumb-PAK85_lalaokotteiruOL20140321_TP_Vつまり、同じミスは繰り返したくないとどんなに思っていても、脳がそのように機能していない場合は結局、同じミスを犯してしまうことになるということをこの実験の結果は示しているのです。

それで、何度も同じ失敗をしてしまうような人も、別にやる気がないわけでもなく、経験から学ぼうとしていないわけでもないようです。

同じミスを繰り返さないタイプの人とは脳の働きがちょっと違っているというだけのことかもしれません。

→飲酒は羞恥心を鈍らせる魔物! ~酔った勢いで失態を気にしない大胆な人間になる~

 

成功体験から学ぶ

-shared-img-thumb-max16011542_TP_Vそれでも、あまり悲観的になる必要はありません。

失敗から学べないタイプの人たちも、実は成功体験からは学ぶことができます。

アプローチの仕方を変えてみるだけで、ぐっとミスが減ったりすることはよくあります。

自分はそういうタイプなのだからとあきらめてしまわず、前向きに取り組んでいきたいものです。

 

ミスの指摘が悪い場合

あなたがもし、上司で部下のミスを指摘する立場だった場合、部下のミスへの指摘と叱責だけの繰り返しになってはいないでしょうか。

もし、あなたが「またミスしている」とか「何度言ったらわかるの」といったような指摘をしているだけだとしたら、それは勉強嫌いな子供に「勉強しなさい」と繰り返す親の口癖とあまり変わらず、台詞が繰り返されることによって部下に「慣れ」が生じてしまうことによって、繰り返すほどに指摘の効果は低下していくことになります。

 

成功体験を再現させる

前述のような指摘と叱責の繰り返しだけになってしまうと、ミスの改善という目的から離れ、注意そのものが目的化してしまうといった事態を引き起こしかねません。

的確なミスの指摘とそれを改善するためにどうすれば良いのでしょうか。

その一つの方法として、ミスが起きたとき、注意や叱責だけでなく、。その場で正しいやり方を皆さんの前で再現させ、これが正しいやり方と褒めてやる方法です。

失敗から学ぶことができない人は、この方法でも一度では改善しないかも知れませんが、正しいやり方の再現を繰り返し行っていくうちに成功体験により、正しいやり方が体に身に付いてゆくことがあります。

 

原因を部下自身に考えさせる

失敗から学ぶことができない人は、自身で考えて成功させることができないわけですからこの方法は効果がありません。

ミスの対策案を考えさせて成功できるのは、失敗を指摘されたときに脳が活発になる人なのですから。

 

発達障害という病気

hatatuzu同じミスばかり繰り返してしまう人は、アスペルガー症候群に代表される発達障害やAD/HDという注意欠陥、多動性障害という場合もあります。

正確に言えば、障害なので病気とは異なりますが、有名人にもADHDをもつ人は多いようで、ハリウッドスターのウィルスミスさんも実はADHDにかかり、苦労をしてきた一人と言われています。

ウィルスミスさんは、発達障害やADHDと真剣に向き合うことにより克服したといいます。

 

ADHDの特徴

  • 落ち着きがない
  • 自分の世界観が強い
  • 不注意、多動性、衝動性が見られる
  • 同じ会社に勤めるのが難しい
  • 目が離れていて猫型の顔が多い

他にも、こんなことが当てはまらないでしょうか?

  • 仕事中に自分の世界観を押し付けて、自分の意見を曲げない。
  • 怒られるとどうしていいか分からなくなる。
  • とにかくミスが多い
  • 待つという行動が苦手

上記の4つに当てはまる人は、一度お医者さんに診てもらうことを考えてみるのもいいでしょう。

 

仕事で何回も同じミスを繰り返す部下 まとめ

人は失敗から学ぶ人もいれば、成功体験から学ぶひともいます。

あなた自身、またあなたの部下はどちらのタイプでしょうか。

あなた自身を知り、あなたの部下を知ることが鍵といえるでしょう。

→オフィスワークの効率を上げるにはプライベートタイプがおすすめ~オープンタイプでは集中力や健康が低下する~

→脳の機能を活性化する食材とは~各食材の利点を考える~

 

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あかん店長
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