年賀状受付開始!年賀状の歴史【郵便局】2014年度分は23億8000万枚

年賀状の投かん受付が今日15日、全国一斉に開始されました。

東京中央郵便局では、人気アイドルグループ「AKB48」元メンバー、

篠田麻里子さんとサッカー日本代表の柿谷曜一朗選手らがセレモニーに参加しました。

篠田麻里子さんは、和服姿で登場し、

富士山を象ったポストに年賀状を投函するというパフォーマンスもみられました。

セレモニー山場では富士山ポストの山頂部分から

お笑いタレントのスギちゃんが登場してみなさんを驚かせていました。

篠田麻里子さんは、「年賀状は何枚もらってもうれしい」と話し、

スギちゃんは「年賀状はお正月の恒例行事。お世話になった人に出してほしい」と呼び掛けていました。

また、大阪の大阪中央郵便局窓口ロビーでは、

元NMB48の福本愛菜さん、桂きん太郎さん、バルーンパフォーマーのバルーンシュウさんらが、

2014年用年賀状引受開始セレモニーに参加していました。

日本郵便によると、2014年用の年賀はがきの総発行枚数は、

前年とほぼ同規模の35億9千万枚との発表がありましたが、

12月10日時点での販売枚数は、23億8000万枚

去年より1億枚以上少ない枚数です。

やはり年々、年賀状を書く人が減っているようですね。

ここで少し年賀状の歴史を振り返ってみましょう。

我が国日本では、奈良時代から新年の年始回りといった形で、

年始のあいさつをする行事が行われていました。

平安時代には、貴族や公家、

近世では、武家社会などにも年始のあいさつは広まり、

直接ごあいさつに行けない遠方の方へのあいさつとして、

文書による年始あいさつが一般化されるようになりました。

非武家社会でも口頭の代用として簡易書簡を用いる事がありましたが、

これらの行事は、ほんの一部の方たちが行うもので、

一般の庶民に於いて書状を送るようになったのは、

明治維新後の1871年、郵便制度が確立した後です。

また、年賀状は書状で送ることがほとんどで、

1873年に郵便はがきを発行されるまで、その数は決して多いものではありませんでした。

庶民の間で年賀状とよばれるものが浸透するには、さらに10年以上の月日が必要でした。

1887年頃になると年始のあいさつをはがきという安価で送れることで、

庶民にも広まり、年末年始の行事のひとつとして定着したのです。

年賀というのは本来、元日に書いて投函するものであったので、

元日の消印を押してもらうために年末に年賀状が集中し、

郵便の遅延が続くようになった為、

年末年始の集配制度を見直すこととなり、

その結果、1899年以降、年賀状対策として郵便局での年賀郵便の特別取扱が始まりました。

年末の12月20から30日の間に年賀郵便の指定郵便局に持ち込めば、

元日の消印で元日以降に配達するという仕組みになったのです。

これにより、年賀状は年末に書き、年始に届くという仕組みが確立されたのです。

現在のお年玉付き年賀はがきが発行されたのは1949年のことです。

みなさん、年賀状は12月25日までに投函しましょう。

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