コンビニ強盗

茨城県下妻市のコンビニで強盗がありました。
被害にあったのはセブンイレブン下妻黒駒店。
身長170センチ、白っぽい服装で黒いネックウォーマーをつけた推定年齢20代の男は、商品の整理をしていたアルバイト店員の女性に「金を出せ」と脅し、現金およそ10万円を奪っていまだ犯人は逃走中です。

警察は指名手配し、防犯カメラに写った犯人の画像を公開しています。
付近の方は十分注意をしてくださいね。

 

コンビニ強盗の検挙率

茨城県下妻市コンビニ強盗

警察庁は犯罪情勢資料というものを公開しています。
この犯罪情勢資料によると、平成28年度に全国で発生した強盗事件は811件。
コンビニ強盗はその47パーセントを占める384件と多い数字ですね。
コンビニ強盗は身近にあることと、夜間も開いていること、そして店員が少ないことから狙われやすいといえるでしょう。

しかし、このうち300件が検挙されており検挙率は78.1パーセント。
前年度の検挙率は92.7パーセントとさらに高く、平成24年~平成28年の平均検挙率をみても75パーセントとかなり高い検挙率といえるのではないでしょうか。

発生しやすく、そして成功しやすいコンビニ強盗ですが、逃走した後におよそ8割は検挙されていることになります。
これはコンビニ強盗を行うとほぼ逮捕されることを意味します。
成功しないわけです。

 

ハイリスク・ローリターン

これらコンビニ強盗の高い検挙率は防犯カメラの普及や通報システムによるものです。
防犯システムが充実するにつれ、検挙率は高くなってきているのもうなずけますね。
また、逃走中犯人の画像を警察庁が公開することによってネットでの情報共有が可能になったことも大きな要因かもしれません。

また、大抵のコンビニでは数万円程度しか現金をおきません。
ここでも防犯対策がされているわけです。

コンビニはアルバイト店員を置くので、身の安全を優先します。
しかし、一時的に成功したかと思いきや8割という検挙率からわかるようにかなりハイリスクです。
これだけのリスクを負うわりに数万円しか奪うことができないのですから、ハイリスク・ローリターンですよね。

 

コンビニ強盗の刑期

強盗罪は5年以上の有期刑です。
起訴され実刑判決を受けます。
強盗罪は窃盗罪のように執行猶予もつかないのでかなりキツイ刑といえます。
また、公訴時効は10年、数年たってから逮捕というのも少なくないそうです。

どれほど刑が重いか例をあげてみましょう。

  1. 被害:3万6千円
    判決:懲役4年(実刑)
  2. 被害:店員に重傷を負わせる強盗致傷
    判決:懲役7年(実刑)
  3. 被害:12万5千円(2店舗の合計被害金額)
    判決:懲役4年6ヶ月(実刑)
  4. 被害:8万円
    判決:懲役4年(実刑)
  5. 被害:37万円
    判決:懲役6年(実刑)
  6. 被害:4万4千円
    判決:懲役5年(実刑)
  7. 被害:36万円
    判決:懲役6年(実刑)
  8. 被害:3万9千円、店員に軽傷を負わせる。
    判決:懲役6年(実刑)

②⑧のように店員にケガなどを負わせてしまった場合は強盗致傷罪となり、無期または6年以上の懲役となります。
大抵の場合、凶器を手に持っていると思いますが、この場合は殺人未遂罪が適用される場合もあります。
もし、死亡などさせてしまった場合は無期懲役確定です。

コンビニ強盗|下妻黒駒店事件!逃走しても犯人は8割逮捕される まとめ

茨城県のセブンイレブン下妻黒駒店のコンビニ強盗もおそらくすぐに犯人は逮捕されるでしょう。
犯人も人間です。
必ずお腹が空きます。
眠気もきます。
そして、何より情報を欲しがります。
逮捕される場所が奇しくもコンビニだったり、ガソリンスタンドだったり、ネットカフェだったりするのはよくある話です。

それまで付近のみなさんは十分に注意してください。

追記:17日、茨城県下妻市在住の無職・大関将人容疑者を逮捕したと報道がありました。
しかし、大関将人容疑者は証拠が不十分と主張し、容疑を否認しているようです。

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