病は口より入る|食べ物で病気にならない身体をつくろう!

目が痒ければ眼医者に走る、腹痛がすれば内科に走る、歯が痛ければ歯医者に走る、胃痛がすれば胃カメラを飲みに……

これではキリがありませんよね。

どこか調子が悪いからといって、逐一医者に頼っていてはお世辞にも健康とは言えません。

「症状を見る」ことで体質改善から始めようとする漢方医と比較し、一般的に、西洋医は対処療法です。

良く効く薬を出してくれ、適切な治療を施してくれ、その場は辛い痛みから解放されるかもしれません。

薬を飲むことで症状の改善も見られるでしょう。

ですが、たとえ医者と言えども、個々人の日頃の環境や食べ物の嗜好、遺伝的な体質までは事細かに把握できないことでしょう。

あなたの体は、あなたが一番良く知っています。

病気になってから慌てて病院に駆け込むのではなく、何か対策は打てないものでしょうか?

病院に行くな、と言っているのではありません。

勿論、日頃から自分の体に気を配って暮らしていくのは大事です。

未病は病気のサインの可能性もあるのですから。

自分では何ともないうちから人間ドッグ、或いは罹りつけの病院に行って健康チェックすることは必要です。

 

私たちは不老不死ではない

なぜ、人は病気になるのでしょう?

人が病気になる原因といっても色々な理由が考えられますが、基本的には細胞が劣化するから、ということではないでしょうか?

人間の細胞は生まれ変わっています。

細胞サイクルが順調で、いつも新しい細胞に置き換えられるのであれば、恒永久的に人は年を取らず、病気になることもないでしょう。

憧れの不老不死ですね。

しかし、古い細胞の書き換えがうまくいかず、劣化したまま体内細胞が置き換わることで、人は老い、病気になるのです。

不老不死はさすがに無理ですが、細胞の劣化を遅らせることはできないのでしょうか?

例えば、入院患者に点滴を注入し続けることで体力を保持することは可能かもしれません。

ですが、本当の意味での体力の回復は口から食べ物を食べること。

それに敵う方法はありません。

 

腹八分に病なし腹十二分に医者足らず

腹八分

口に食べ物を入れ、何度も咀嚼し、舌の上で味わうことで、人は幸福感を得ます。

舌触り、歯触りなどの食感も、食べ物が美味しくなる理由の一つなんですね。

お腹が空いたときの食事は、いつもは苦手な食べ物でも美味しく感じるものです。

まさに「空腹に勝る調味料はなし」です。

こうした食べ物についてのことわざは、かなり豊富にあります。

有名どころとしては、「腹八分に病なし腹十二分に医者足らず」でしょうか。

言わずと知れた「食べる時に腹八分目に抑えて食べておけば、健康でいられる。

腹いっぱい、または胃袋の許容量を超えて食べ過ぎてしまえば、呼ぶ医者が足らなくなるほどの大事になるぞ!」といった意味です。

 

人は食べる量の四分の一で生きている、残りの四分の三は医者が食っている

エジプトピラミッド

また、「人は食べる量の四分の一で生きている、残りの四分の三は医者が食っている」はエジプトのピラミッドの碑文に書かれていたとされる言葉です。

「人が食べる量のうち、その四分の三が病気を作る原因になる。治療のために医者に行くので、それが医者の食い扶持になっている」というワケです。

グルメばかり食べようが、また、たとえ薬効成分あらたかと謳われる食材であろうとなかろうと、人は食べ過ぎると病気になってしまいます。

 

「食べすぎ」「肥満」は健康と長寿の敵

食べすぎ

医療や文明の発達した現代においても、人は病気に悩まされています。

高脂血症(脂肪、糖)、高血糖(糖)、高尿酸血症(肉類)、高血圧(塩分)脂肪肝(脂肪、糖)、肥満……等々、数え上げればきりがありません。

これは全て「食べ過ぎ病」と言ってもよいでしょう。

日本人の大きな死因の一つであるガンにしろ、体内には元々なかった腫瘍が発生してしまった一因として「過食病」が潜んでいるのかもしれません。

食べ過ぎると、フル回転させても代謝機能が追いつきません。

肥満状態でも同じことです。

正常に再生される体内細胞が滞ることになります。

「食べすぎ」、「肥満」は健康と長寿の敵でしかないのです。

 

朝食は食べたほうが良いのか?

朝食

よく言われることですが、「朝食はしっかり食べないと健康に悪い」のでしょうか?

胃が空っぽでは作業効率が悪そうです。

胃酸が過剰に分泌されてしまいそうです。

ですが、朝から腹いっぱい詰め込む必要は全くありません。

むしろ、栄養過剰気味な現代人にとっては、起き抜けで寝ぼけている胃腸に負担をかけず、「これから活動しますよ」というサインを脳に送るためには、ほんの少しの糖分を摂れば良いだけなのです。

その糖分とは、ニンジン・リンゴジュース、またはショウガ紅茶(黒砂糖orハチミツ入り)で十分です。

少量の糖分を摂ることで、快適な一日の始まりとなるでしょう。

低血糖による発作という症状は、意識障害や昏睡状態になる恐ろしい症状です。

ですが、低タンパク発作や低脂肪発作という症状がないのを見れば、私たちが生きていく上での最も重要な栄養素は「糖分」であると考えられるのです。

生姜紅茶

そういったことを踏まえ、朝はニンジン・リンゴジュースまたはショウガ紅茶か、その両方を飲用されても良いでしょう。

日中に空腹を感じた際も、ショウガ紅茶を適宜適量飲まれることをお勧めします。

空腹感をショウガ紅茶で補えば、その優しい糖分により、血液中の糖分(血糖)が急激に上げることを防げます。

ショウガ紅茶で糖分と水分を補うことで、空腹感は少なくなるはずです。

 

食材にはそれぞれの効能がある

ショウガ

また、ショウガには様々な効能があります。

血行を改善し、脂肪や糖の代謝を促してくれます。白血球を増やし、免疫力を上げてくれます。

ショウガ紅茶を飲んで、気力体力溢れる毎日を送りましょう。

なお、夕食は何を食べても構いません。

各々の体調に合わせ、本サイトで説明しているそれぞれの食べ物の効能を考えながら、いろいろな食べ方などを工夫してみるのも楽しいでしょう。

 

病は口より入る 食べ物で病気にならない身体をつくろう! まとめ

過食による弊害を見てきました。

いつも腹八分目に留めておくのが大事です。

脳が満腹のサインを受け取るのは食べ始めからおよそ20分後。

早食いせずに、噛みしめて食べることが肝心です。

また、朝の起き抜けで腹いっぱい食べる必要は全くなく、適量のショウガ紅茶などで糖分と水分を補うことで、一日の快適なスタートをきれるでしょう。

「病気は食べ物が原因のことが多く、食生活が大切」ということわざに「病は口より入る」があります。

昔の人は良くわかっていたんですね。

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