夜のご飯って、どうしてあんなに美味しいんでしょうねえ。

美味し過ぎて、ついつい食べ過ぎてしまい、後で後悔するという人もいらっしゃるのでは?

食べ過ぎてしまうのは、1日中動いて疲れたのでおなかがペコペコ、旺盛な食欲が湧くから?

それとも、「今日も1日が終わった~」という安心感のせい?

よくわからないけど、やっぱり夜のご飯は美味しい、一杯食べちゃう…でも「夜に食べ過ぎるのは、体に良くない」っていうことは重々分かっているんです。

それはよく耳にするし、なんとなく自覚もしている、良くないという事実は頭に入ってるんです。

どうしても食べ過ぎてしまう夜のご飯。

今回は「夜ご飯」が気になったので調べてみました。

 

なぜ寝る前に食べてはいけないと言われているのか?

「え?食べてはいけない物ってことは、これ以外なら食べていいの?」

と、期待を持たせてしまったかも知れません。

しかし、まず先に伝えておきます。

『寝る前の食事は基本的に良くありません』

ではどうしてダメなのか?という理由をお教えしますね。

ヒトは、一般的に21時以降になると副交感神経が優位になり、眠りモードのスイッチが入るのです。

そんな「体は今日はもうおしまい」というサインを出して徐々に活動を減らしていこうとしている時に物を口に入れると、胃や腸などの消化器官が残業だ!とばかり、食べ物を消化するために動き出してしまいます。

こうなると、せっかくの眠りモードのスイッチを切ってしまうことになって、自然に眠りに落ちることができなくなってしまうのです。

言うなれば、自分自身で、質のいい睡眠を破壊して「眠れない夜」をご招待していることになっているんですね。

また、しっかりした睡眠が取れていないと、女性にとっては大敵「肌荒れ」の原因にもなります。

さらに、朝食や昼食後に比べて、夕食後の活動はどうしても減りますから、夜間はエネルギー消費が少なくなります。

するとエネルギーは消費から蓄積へと変わり、あなた自身で、肥満体質を作り上げることになります。

 

寝る前に食べて良い物ってあるの?

「夕食時間も毎日バラバラで一定じゃない、だけど睡眠も出来るだけ1分でも多く取りたい」

「だけど、夕食を抜かなければならないの?」

と考えたのはアナタだけではありませんよ。

忙しい毎日の中、帰宅時間が遅いと、どうしても夕食時間と睡眠時間のどちらを優先するか、狭間で悩んでしまう方も少なくはないはずです。

そこで、おすすめしたい食べ物を上げてみます。

  1. ヨーグルト
  2. ビタミン・ミネラル豊富な果物
    ヨーグルトやビタミン・ミネラルが豊富な果物は美肌に効果があるそうです。女性は必須ですよ。
  3. 小さめのおにぎり
  4. 消化の良いおかゆ
  5. 雑炊
  6. お茶漬け
  7. 具だくさんのスープ(スープはリラックス効果が得られますよ)
  8. セロリ
  9. パセリ
  10. タマネギ
  11. 三つ葉

上記の食べ物を取り入れると良いでしょう。

遅い時間に夕食を摂るときに肉などの脂肪の摂取は控え、消化が良いものを中心に、あっさり軽めにすませるのが良いでしょう。

 

寝る前に食事をとる時に注意したい3つのポイント

しかし、脂肪の摂取を控えて、消化の良いものを中心に軽めにすませれば、毎日遅い時間の夕食でも問題ナシというわけではないのです。

一日の食事調整をしよう

自分の生活のリズムがなかなか安定していないとわかっていたら、「間食」を取り入れるようにしましょう。

ちょっと小腹が空いたときに、ビスケット1枚、クラッカー1枚などでも口に入れると、夜の食事が少なくて済みますよ。

分食を取り入れよう

食事を2回に分ける「分食」のやり方を取り入れましょう。

夜の食事に炭水化物(ごはん、うどん、パンなど)を取り入れなくて済むように、早めに炭水化物を摂取しておき、帰宅後はおかずやサラダ、スープだけにするのが理想的ですよ。

脂肪の摂取を控えよう

夕食後から寝るまでの時間が短い人は、特にこの点に気をつけてください。

理想的な時間に3食の摂取はなかなか難しくなっている世の中です。

しかし、上手に時間をつかうことで、自衛できることは自分で守っていきたいと思います。

 

コーヒーなど覚醒作用のあるものに注意

食事本体からは少し話がそれますが、こんな記事にも、目を通してもらえたらと思います。

「コーヒー」「緑茶」「チョコレート」などカフェインが含まれている飲食物には覚醒作用があります。

敏感な人は寝る時間より5~6時間前から控えた方がよいと思われます。

「午後からはコーヒーを飲まない」と言っているお年寄りの方がいらっしゃいますが、やはり夜眠れなくなるから、という理由でした。

就寝前の喫煙もニコチンが刺激剤として脳を覚醒させる作用があるので好ましくはありません。

また、睡眠薬がわりにアルコールを飲む人も多いようですが、決して勧められません。

アルコールは寝付きはよくしますが、明け方の睡眠を妨げるのです。

「寝酒」は「寝る」ための「酒」ではないんですね。

このように、遅い時間に飲食物を摂るときには、様々な注意点があるということをしっかり頭に入れておきたいですね。

 

寝る前に食べて良いものって?|3つのポイントを守って良い睡眠を まとめ

誰もが好きで、毎日遅い時間に食事を摂っているわけではないと思います。

「仕事の関係でどうしてもこの時間になってしまう…これはもう仕方がないんです!」と考えがちですが、自分で注意できることはあると思います。

夕食が遅い時間になるということは、要は昼食時間から夕食までの間が大きく空いていることですよね。

そんな時には「間食は絶対しない。1日3食の食事を守る」と思い込むのではなく、少しの時間を見つけては、お腹に何か入れておくのも一つの方法です。

遅い時間の食事は肥満の原因となり、質のいい睡眠のお邪魔虫になることをしっかり理解した上で、自分に合った生活習慣を身に付けるようにしましょう。

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