台風の発生数|最高何号まで?名前の付け方

台風による被害が各地ででていますが、みなさんの地域は大丈夫でしょうか。
アメリカでは台風に英語の人名をつけていましたが、日本では台風○○号というような番号の印象が強いのではないでしょうか。
過去にはジェーン台風のようにアメリカ同様の人名をつけていましたが、西暦2000年からアジア固有の名前を付けることになりました。

台風の名前の付け方

北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風にはアジア固有の名前がつけられています。
2000年第1号の台風はカンボジアで象という意味のダムレイという名前が付けられましたが、これら台風の名前はあらかじめ用意されたものです。
あらかじめ用意された台風の名前は140個あり、順番に使用され、140個目の名前「サオラー」の次には1個目の「ダムレイ」に戻り繰り返して使用されます。
年間の台風発生数は平均25.6個なので、5~6年で名前が一巡することになります。

ただし、大きな被害をもたらした台風などは以後の台風に使用せず、固有の名前となるよう変更されるそうです。

また、もちろん日本語の名前もあります。
日本が命名した台風は、テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コグマ、コンパス、トカゲ、ハトなどです。
名前の由来は星座からとったようです。
確かに天秤座や冠座、山羊座、小熊座などはよく聞きますが、兎座や鳩座があったのは知りませんでした。
「台風ウサギが猛威を振るう」というのもなんかしっくりこない気もしますが、アメリカ名の「ジェーン台風が大暴れ」なんていうのも同じようなものでしょう。

台風の番号の付け方

日本では古くから台風には番号を付けていましたよね。
これは毎年1月1日以降に最も早く発生した台風を1号とし、発生順に「台風○○号」というように番号を付けています。
また、一度発生した台風が衰えて熱帯低気圧になった後に、発達して再度台風になった場合は最初に付けた番号を使用します。
例えば、台風18号の次は19号、その次が20号となりますが、18号が熱帯低気圧になり、再び台風になった場合は同じ18号が使用されるため、20号の次に再び18号が発生したなんていうこともあるということですね。

台風の発生数

台風の画像

近年の台風発生数は年間平均25.6個ですが、最高どれくらいの数の台風が発生したのでしょう。
確かに台風50号や100号なんていうのは聞きませんよね。

2000年から2017年までの発生数を見てみましょう。

  • 2000年 23個
  • 2001年 26個
  • 2002年 26個
  • 2003年 21個
  • 2004年 29個
  • 2005年 23個
  • 2006年 23個
  • 2007年 24個
  • 2008年 22個
  • 2009年 22個
  • 2010年 14個
  • 2011年 21個
  • 2012年 25個
  • 2013年 31個
  • 2014年 23個
  • 2015年 27個
  • 2016年 26個
  • 2017年 27個

2013年の31個というのが近年の台風発生数では最高ですね。

もう少し過去にさかのぼってみると、1994年に36個、1971年に36個、1966年に35個と多い年もあります。
1951年からのデータで過去最高の発生数を記録したのが、1967年の39個でした。
この年は1月以外の全ての月で台風が発生しており、中でも7月に7個、8月に9個、9月に9個と夏から秋にかけてたくさんの台風が発生しています。

近年では30を超える台風の発生は稀ですが、いつか台風40号というのが発生する日があるかもしれませんね。
ここ数年、台風や豪雨による災害が多発しているので皆様も台風接近にはご注意ください。

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