宝塚ボウガン殺人

宝塚ボーガン殺人、兵庫県宝塚市安倉(あくら)で耳のあたりに矢の刺さっていると通報があり、この事件は明らかになりました。

犯人は大学4年の野津英滉で容疑を認めているようです。

4日午前10時ころということで、普段は静かな住宅街での出来事ですが、被害にあわれた方を確認するまでは事件は知られることはなかったのかもしれません。

なぜなら、ボーガン(正式にはホウガン)は小型の弓を射出するライフル状の武器で、火薬武器とは違い、爆発音がせず、無音に近い暗殺にも使える武器だからです。

「野津英滉容疑者は雇われていた傭兵だ」なんていう馬鹿げた話も飛び交っていますが、問題は普通の人は持っていないということです。

それは、必要でないから持っていないわけで買えないわけではありません。

実は、学生が自由に購入できる殺傷能力のある武器なのです。

ボーガンを買って殺人

ここではどこでボーガンが買えるかは伏せておきますが、要は買ってどうするかです。

的を撃って楽しむなら問題ないとは思いますが、学生や一般人が必要とするものではありませんよね。

ボーガンだけでなく、アーチェリーなどのコンパウンドボウやスピアガンも同様です。

宝塚ボーガン殺人のように人に向けて撃つなんていうことは論外として、いずれ小鳥や動物など動くものを撃ちたくなるかもしれません。

エアガンも動物に向けて撃つと虐待になりますが、殺傷能力がないことを理由に玩具として販売されているのでしょう。

エアガンの場合、サバゲー(サバイバルゲーム)など、きちんとゴーグルや胸当てを装備するので危険性はありません。

どちらにせよ、怪我をさせる危険性がある武器を簡単に販売すべきではありませんね。

ボーガン規制は必要

ボーガンは、ほぼ無音で発射できることから猟などでも使われます。

普通、銃や刃物など、殺傷能力のある武器は免許が必要で、なければ銃刀法違反に問われます。

しかし、ボーガンに免許は無いようです。

宝塚ボーガン殺人のように人を害する事件が起こった以上、これを規制しなくてはならないでしょう。

こういった危険な武器を間違った使用目的で購入されないよう、新たな法律が必要です。

今回の宝塚ボーガン殺人事件で亡くなったのは、40代女性と70代女性、ふたりとも家族ということです。

人の心は不安定なものです。

だれもが、誤って罪を犯してしまうかもしれません。

しかし、そんな時に危険な武器がそばにあってはいけないのです。

亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

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