エスペラントの日|世界共通語で世界が平和になる

世界共通語エスペラント語というのを聞いたことがないでしょうか。
まさか、世界の共通言語は、英語だと思っているのではありませんか。
実は世界で母語としている言語を使う人口が一番多いのは、中国語です。
なにせ、1国でも13億人いるわけですからね。
中国語に続くのは、英語、スペイン語です。
一昔前なら占領国の多かったスペイン語が英語を超えていたと思いますが、現在はこういった順になっているようです。

さて、世界の共通語という話に戻しましょう。
世界共通語は英語であると思っている日本人が多いと思います。
英語が共通語と認識されてしまう理由として、近代世界に広まったコンピューターを作ったのがアメリカだったことです。
コンピューターの言語は英語を基に作られていますので、英語を学ぶ人口が増えたのは事実ですが、本当に英語が世界共通語でしょうか。
実は、世界の共通語として知られるのは英語ではなく、人工言語「エスペラント語」なのです。

エスペラント語とはどこかの国の母国語というわけでもありませんし、特定の民族の言語というわけでもありません。
では、なぜエスペラントが世界の共通言語と言われるのでしょう。

 

ルドヴィコ・ザメンホフ

ルドヴィコ・ザメンホフポーランド人のルドヴィコ・ザメンホフという眼科医がいました。
ルドヴィコ・ザメンホフの生没年は1859年~1917年ですから、今から130年程前の人物ということになります。

ルドヴィコ・ザメンホフが生まれたポーランド北西部に位置する地方都市ビャウィストクでは当時、ドイツ語、ロシア語、イディッシュ語など多種多様の言語が使われていました。
もちろん様々な人種も混在していたわけですが、この言語の違いによって度々喧嘩が起こっていたといいます。
そんな中、当時眼科医であったルドヴィコ・ザメンホフは、突拍子もないことを思いつきます。

『新しい言語をつくって、それを第二言語として皆で話せば喧嘩は起こらない平和な街になるんじゃないのか。』と、こう考えたルドヴィコ・ザメンホフは、自ら人工言語を作り出します。
そうして1887年にできたのが、「エスペラントの教科書」という著書です。
これが世界の共通語「エスペラント語」の始まりでした。
エスペラントという言葉には「希望する者」という意味があるそうです。

 

ちょっとエスペラント

エスペラントの文字は28あります。
大文字:A B C Ĉ D E F G Ĝ H Ĥ I J Ĵ K L M N O P R S Ŝ T U Ŭ V Z
小文字:a b c ĉ d e f g ĝ h ĥ i j ĵ k l m n o p r s ŝ t u ŭ v z
発音:ア ボ ツォ チョ ド エ フォ ゴ ヂョ ホ ほ イ ヨ ジョ コ ロ モ ノ オ ポ ろ ソ ショ ト ウ ウォ ヴォ ゾ

アルファベットのようですが、C、G、H、J、Sのようで、少し違った文字が入っており、アルファベットより少し多くの文字を使用します。

 

エスペラントの日と影響を受けた著名人たち

宮沢賢治ルドヴィコ・ザメンホフは、1887年にエスペラント語を造りましたが、それから約20年後の明治39年6月12日(1906年)に日本エスペラント協会が設立されました。
日本エスペラント協会は、エスペラントの普及を推進する日本で最初のエスペラント団体です。

この日本エスペラント協会が設立したことを記念して、1988年に同会は毎年6月12日を「エスペラントの日」と制定しました。

この後、エスペラント語を使う人達をエスペランティストと呼ぶようになります。
ルドヴィコ・ザメンホフにより、エスペラント語が発明されてから現在まで、エスペランティストたちは世界史の影で活動し続けました。
エスペランティストたちは、多言語を使う人達に対し「自分の意志を伝える」、または「意思疎通を図る」といったように歴史を積み重ねてきたのです。

エスペラント語は、日本でも注目を浴び、新渡戸稲造からも評価をうけていたようです。
また、宮沢賢治の作品の中でもエスペラント語の影響を強く受けた表現がたくさん見られるといいます。
中でも『銀河鉄道の夜』に登場する地名「イーハトーヴォ」は有名で、岩手をもじってエスペラント語化したと考えられています。

宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』はKindle版なら無料で読むことができます。

このようにエスペラント語は、どこの国の言語でもないことから、普及することにより平和になると信じられてきました。
この普及活動は、今もなお続けられています。

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