グローバル化という課題に取り組む~情報化対策と意味ある発信~

グローバル化による時代の変化が次々に起こっている現代。
このグローバル化により発展する国、または人、逆に衰退する場合もあり、メリットデメリットなどと騒がれています。
今ではよく知られるようになったグローバル化に関する言葉があります。
それは、ホリエモンこと堀江貴文さんが近畿大学の卒業生たちに贈った言葉です。
若い世代に新たな道を提示、いや自ら見つけ出す能力を身に付けることの重要さを語ったこの言葉は今後の日本人にとって大切な言葉となるのではないでしょうか。

平凡な道、普通の未来

子供の頃は学校教育というレールが敷かれた世界で生きます。
しかし、学生生活を卒業すると、今までとは違う厳しい世界で生き抜くことを強いられます。
就職したときは、入社した会社で上司などの権威に従って仕事をしていればいいと考えるかもしれません。
また、入社して同じ会社で働き、家族を養って定年退職まで勤め上げるといったごく平凡な未来を歩むのだろうなと考える人もいるでしょう。
「私は特別な才能もないから」といって平凡な未来で十分と考えていたら大問題です。

なぜなら、実際は一部の人しかそういったごく平凡な道を歩みません。
いや、歩めないと言ったほうがいいでしょう。

これからの社会はグローバル化によりさらに厳しくなります。
一生働こうと思って入社した会社は永遠のものではありません。
潰れたり、吸収合併されて仕事や人間関係が窮屈になることはよくあります。

高度経済成長により世界第1位、2位といった「経済大国日本」という時代は既に終わっているのですから。
私たちは新たな課題を与えられたのです。

グローバル化による危機感

情報私たちの知らないうちに世界中の凄い人たちは新たな技術を開発し、世の中を変えていきます。
今まで発展途上でITの基盤すらなかった国にインターネットができ、携帯電話の基地局を建ててスマートフォンが一気に広まる時代です。
それまで基盤の無かった国でもインターネットに接続することで私たちと同じ情報を手に入れることができます。
グローバル化とは世界最高峰の情報と知識に触れるということを意味するのです。

これからの私たちにとって国の豊かさや貧しさといったことは意味がなくなるでしょう。
グローバル化により世界最高峰の知識に触れた人たちと渡り合っていかなくてはならないという課題に取り組まなくてはなりません。
だから、努力をしない人は取り残されてしまうのです。

東南アジアの経済発展

グローバル化ホリエモンはタイ式マッサージの話をしていました。
札幌のタイ式マッサージに行ったときのこと、サービス価格は90分で6500円だったそうです。
ポイント割引があったようで割引価格5000円でマッサージを受けたといいます。

しかし、タイでは90分500バーツ、従業員へのチップを200バーツの合計700バーツを支払ったというのですが、これは日本円でなんと2500円です。
これまでの東南アジアは安いというイメージでしたが、たった2倍の差となっています。
東南アジアの経済は凄い勢いで発展しているのです。

これらの国で年収の高い人たちは、日本人のホワイトカラーを既に上回っています。
貧富の差が激しくなっているのも事実ですが、タイのバンコクにある1人5万円という高級な寿司屋が毎日満員といいます。
富裕層は確実に増加していると考えられます。

グローバル化は、このように常識、道徳、倫理などをたった5年や10年であっけなく書き換えてしまうでしょう。

私たちのすべき対策

知らないうちに世界中の凄い人たちは新しい技術を開発して世の中を変えていきます。
これに対する対策は、自分でできるだけ多くの情報に接するということです。
グローバル化が進む現代では情報はどこにでもあります。
ニュースアプリを活用するのもよし、SNSで素晴らしい技術開発した人の情報を得ることもできるでしょう。

すごく簡単です。
あなたが自分自身で接した情報はあなたの財産となります。
あなたが得た情報を自分の頭で考えて、そして自分で発信することが大切です。
日々、考える癖をつけると良いでしょう。
また、発信するのも簡単です。
ブログやSNSを使えばどこでも簡単に発信できます。
できれば毎日発信しましょう。
他人へ向けて発信することにより、自分なりの判断ができるようになります。
こうして得た情報から自分なりの判断が加わることで新たな発想や技術が生まれるのです。

映画の世界

ホリエモンは「老後の事は老後になってから考える」と言っていました。
確かにそうです。
大学を卒業する彼らが今から老後のプランを考えても50年後のことはわからないのです。

ホリエモンは「今を生きろ」という言葉でこのスピーチを終えています。
20~30年前の映画を見ると解ると思いますが、昔の映画の「未来」は今では笑えるような描写が多くあります。
大抵の人の衣服が銀色だったりとか(笑)
未来を考えるのは意味が無いことがわかりますよね。

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