腰痛とくしゃみ

くしゃみをした瞬間に、腰に鋭い痛みが走った!こんな経験ありませんか。
くしゃみが原因で、腰痛がさらに憂鬱になっている人は、意外と多いのではないでしょうか。
くしゃみは何気ない動作のようですが、実は、ものすごい圧が腰にかかっています。
腰痛持ちの人はもちろん、健康な人だって例外ではありません。
原因と改善方法について見てみましょう。

くしゃみと腰痛の関係

くしゃみをすると腰に響く。
人間が腰痛に悩まされるようになった背景には、猿から進化して二足歩行になったからだという説があります。
もとは四足歩行だった生物が立ち上がり、二足で歩くようになったことから、人間の腰部分は、大きな負荷が集中するようになりました。

人間は、くしゃみをするときに、必然的に腰が曲がり、前に丸くなってしまいます。
このとき、瞬間的に腰に圧がかかり、腰に負荷を与えているのです。
咳をするときも、似たような姿勢になってしまいますね。
くしゃみや咳が腰に響くのは、腰の骨や周辺の筋肉にかかる、負荷のためなのです。

腰に響くのを予防するためには

くしゃみや咳をするたびに、腰に痛みが走るのは遠慮したいですね。
一度ぎっくり腰や腰痛に悩んだ経験がある人は、くしゃみの度に、再発を恐れるようになります。
花粉症の方は、シーズンが到来するたびに憂鬱になりそうですね。

では、どのような方法でくしゃみをすれば、腰に負荷がかからなくなるのでしょうか。
以下のような対処法があるので、試してみてください。

腰を反らしてくしゃみする

くしゃみのときに腰が丸まるのを防ぐために、腰を逆に反らしてくしゃみをする方法です。
また、くしゃみも豪快にするのではなく、できるだけ小さくして出すようにしましょう。
かなり痛みが軽減できるはずです。
ただし、背骨になんらかの問題を抱えている方は、こちらの方法はおすすめできません。
逆に反ることで、問題を悪化させてしまう可能性があるためです。

イスに座ってくしゃみする

立っている状態でくしゃみをすると、圧が強くなってしまいます。
軽減させるためには、イスに座ってすると良いでしょう。
しかし、くしゃみが出そうなとき、必ずしもイスがそばにあるとは限りませんね。
そんなときは、その場にしゃがんですると、負担が少なくなります。

壁に両手をつけてくしゃみする

くしゃみをするときに、壁に両手をつける方法も効果的です。
また、壁でなくても、机や手すりなど、両手で体を支える場所があれば、掴まってくしゃみをすると良いですね。
力が分散されるので、負荷が軽減します。

以上のような方法で、くしゃみが腰に響くのを軽減させることができます。
しかし、こちらで紹介した方法は、あくまで軽減させるだけです。
まだ腰の痛みを経験したことがない人であれば別ですが、すでに腰痛持ちである場合は、専門の医療機関で相談するようにしてください。
放置しておくと、どんどん悪化していく恐れがあります。

腰痛に負担をかけない「くしゃみ」や「せき」の方法 まとめ

腰痛持ちの方は、くしゃみをするたびに、地味にダメージが蓄積していきます。
早めの対策で、悪化させないよう注意しましょう。
花粉症や風邪対策で、しつこいくしゃみを避けるのも一つです。

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