くしゃみの影響

我慢しようとしても、自力止めることが難しいくしゃみ。
風邪や花粉症だと、何度も繰り返すことになりますね。
経験済みの人はご存知かもしれませんが、ちょっとしたくしゃみでも、回数を重ねると意外としんどいものです。
体に与える影響と、解決法をチェックしてみましょう。

くしゃみが体にあたえる影響

くしゃみは、息を吸ったあとに、勢いよく呼気を出すことで起こります。
息が飛び出る勢いは凄まじいもので、下手に我慢すると、大きな圧力が喉にかかることになってしまいます。
実際に、くしゃみを我慢した結果、喉の奥が破裂したという事例があるほどです。

それだけの大きなエネルギーを必要とする、くしゃみという行動は、回数を重ねることで体力を消耗させてしまいます。
また、胸や腰に力が集中するため、ダメージが蓄積して疲労骨折を誘発する可能性もあるのです。

腹圧もかかることから、とくに妊娠中の女性は、くしゃみを繰り返すことは避けたほうが良いとされています。
回数を重ねることで、体に何らかの不調が現れた場合は、すみやかに医療機関で相談するようにしましょう。

くしゃみが周囲に与える影響

くしゃみが周囲に与える、もっとも大きな影響は、ウイルスの飛沫感染です。
風邪やインフルエンザのときは、マスクの着用が推奨され、周囲との接触を避けることがエチケットですね。
その理由の一つが、くしゃみによる、ウイルスを含んだ唾液の飛散です。

時速約36kmで4m先まで飛ぶため、人が密集している場所でのくしゃみは、感染のリスクを高めます。
風邪をひいている当人にとっては、体からウイルスを追い出すために起こる反応なのですが、周囲の人にとっては大惨事ですね。
風邪のときは、エチケットを守るようにしましょう。

くしゃみの解決法

くしゃみは体の防御反応の一つなので、なるべく止めないほうが良いとされています。
しかし、過度に繰り返す場合は、自分の体にも周囲にも、なんらかの影響を与えてしまいます。
出過ぎることによって問題が起こりそうな場合は、以下のような方法を試してみましょう。

アレルギーからくるくしゃみは医療機関で対策

花粉症やアレルギーからくるくしゃみは、医療機関で対策するのが一番です。
アレルギーによるくしゃみかもしれないと感じたら、医療機関で検査して、原因となる物質を特定してもらいましょう。
それぞれに適した治療薬や、対症薬などを処方してもらうことができます。
とくに、抗ヒスタミン薬は、くしゃみを止めるために、よく使用されています。

こまめな掃除でくしゃみを予防

花粉症でのくしゃみは、原因である花粉を室内に持ち込まないようにするだけでも違います。
服に付着した花粉を払い落としたり、室内をこまめに掃除したりすることで予防するようにしてください。
ハウスダストのくしゃみも、同じように掃除で予防することができます。

ダニアレルギー対策は、ダニが最も多く潜んでいる、寝室の布団をキレイにすると効果的です。
布団全体を50度以上にしなければ死滅しないので、天日干しする際も、熱を吸収しやすい黒い布や袋などをかけると良いでしょう。
布団乾燥機を使用するのも効果的です。

ファーやムートンなどに注意する

ファーやムートンなどは、おしゃれですが、ダニやハウスダストが付着しやすいというデメリットがあります。
丁寧な手入れをするか、使用を避けるなどして対策しましょう。
動物の毛に敏感な人にとっても、くしゃみの原因となるので、なかなか難しい素材のようです。

風邪の予防を徹底する

風邪をひくと、当然くしゃみが出てくるので、部屋の温度や湿度調整に意識して行いましょう。
体が急激な冷えを感じるだけでも、くしゃみが誘発されるので大切なことです。
基本のうがい手洗いの徹底や、バランスの良い食生活、十分な睡眠時間の確保などをして予防しましょう。

適度にストレスを発散する

意外なことに、ストレスによって引き起こされるくしゃみも存在します。
自律神経の乱れからくるものなので、ストレスを溜め込まないように、適度に発散することを心がけてください。
思い切り打ち込める趣味などを探してみるとよいかもしれません。

くしゃみの影響は意外にも大きい!対策と予防 まとめ

風邪によるくしゃみでも、花粉症によるくしゃみでも、理由が分かっていれば予防することは可能です。
過度のくしゃみに悩まされている人は、紹介した方法を試してみましょう。

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