くしゃみを止める方法|4つの原因から止め方を紹介!

思い切りくしゃみをすることは気分爽快ですが、人前では控えたいものですね。
しかし、どうしてもやめられない、止まらない、という状態になることがあります。
マナーとしても、くしゃみの止め方は知っておきたいものです。その方法をご紹介しましょう。

なぜ人はくしゃみをするのか

鼻がムズムズすると、自動的に出てくるくしゃみですが、その理由はどこにあるのでしょうか。
頻繁にくしゃみを繰り返してしまうのは、避けたいですね。
なぜ人はくしゃみをするのか、原因を知っていれば、予防も簡単になりそうです。

風邪のウイルスなどの異物を排除するため

くしゃみをすることの原因の一つは、風邪のウイルスや、ホコリなどの異物を排除するためです。
体内に侵入しようとする異物に、体が反応しているんですね。

風邪のひきはじめに、くしゃみが出やすいのは、ウイルスをブロックしようとしているためです。
健康を維持するための防御機能なので、あまり我慢しないほうが良いものです。

ホコリや香辛料を吸い込んだときに出るくしゃみも、同じ理由によるものです。
鼻の粘膜付近が刺激されると、異物を排除しようと反射的に出てしまいます。

花粉によってヒスタミンが分泌されるため

異物とくしゃみといえば、もっとも連想されやすいのが花粉症です。
花粉が鼻などから侵入してくると、花粉をできるだけ体外に吹き飛ばそうと「ヒスタミン」という成分が生成されるようになります。
ヒスタミンは、脳のくしゃみ中枢を刺激し、誘発する働きがあります。
花粉症で、くしゃみが止まらない理由は、ヒスタミンにあります。

光による刺激を受けるため

くしゃみは、光による刺激でも誘発されることがあります。
「光くしゃみ反射」といった言葉も存在していて、太陽の光を見ることでくしゃみが出る体質の人がいるようです。
遺伝によって決まるとされていて、日本人の約25%は、該当すると言われています。
暗いところから、いきなり太陽の下に出るときには注意しましょう。

冷えによる体温の低下を防ぐため

くしゃみには、体温の低下を防ぐ働きがあります。
くしゃみをすることで体が震え、体温が上がるのだと考えられているのです。

例えば、温かい場所から急に寒い場所へと移動すると、くしゃみが出ますね。
鼻の奥は、温度センサーの役割を果たします。
鼻の奥が冷えを感じると、脳から「体温を上げなければいけない」という指令がくだされ、くしゃみが出るという仕組みです。

くしゃみを止める方法

 

くしゃみを止める方法は、いくつか存在します。
ただし、体の反射によって起こるものなので、出そうになるたびに止めるのは、あまり健康に良くありません。
くしゃみを予防して止める方法を中心に、人の多い場所や食事中など、周囲に迷惑をかけそうな場合に実践してみましょう。

マスクを使用する

マスクは、ウイルスや花粉、ホコリといった異物を防いでくれます。
風邪が流行する時期や、花粉が飛ぶ時期は、できるだけ着用するようにしましょう。

また、マスクをすることで、くしゃみをしても飛沫が飛び散る心配がなくなります。
風邪のときは、周囲に感染させてしまう恐れがあるので、マスクは大事ですね。

抗ヒスタミン剤を使用する

花粉症が原因のくしゃみの場合、抗ヒスタミン薬を服用するのも一つです。
文字通り、ヒスタミンの生成を抑えるための薬なので、花粉症の人は検討してみてください。
薬が効果を発揮している間は、くしゃみを止めることができます。

ただし、薬によっては眠気を誘発させることがあるので、服用するタイミングには注意が必要です。

鼻を押さえる

くしゃみをしそうになった人が、鼻の下を押さえたり、鼻をつまんだりしているところを見たことはありませんか?
具体的に押さえておきたい場所は、鼻と上唇の間の部分です。
こちらを押さえると、くしゃみ中枢に刺激が伝達するのを防ぐことができるのです。

ただし、出そうになったときに押しても手遅れなので、くしゃみが出そうと感じるまえに押さえておく必要があります。

また、くしゃみが連続して出るときは、鼻の両脇にあるツボを押すと良いでしょう。
「迎香(げいこう)」というツボで、鼻にあらわれる、いろいろな症状にも効くと言われています。

くしゃみが出すぎることのデメリット

くしゃみは、体の防御機能の一つですが、何事にも限度というものがあります。
くしゃみが出すぎると、次のようなデメリットをもたらします。

ウイルスを撒き散らす

風邪やインフルエンザのときは、注意したいデメリットです。
家族だけでなく、学校や仕事場などで、ウイルスを撒き散らしてしまうことになります。
マスク着用で対処するようにしましょう。

疲労骨折を招く

くしゃみを何度も繰り返すと、胸の骨にダメージが蓄積して、疲労骨折を招くことがあります。
くしゃみを繰り返して、胸に痛みを感じるようになったら要注意です。
骨に負担がかかっている証拠なので、放置しておくと、骨折につながる可能性があります。

体力を消耗する

くしゃみをすることで、体が震えるわけですが、何度も繰り返すと体力を消耗してしまいます。
短時間に何回もくしゃみをするようになったら、止める方法を試してみてください。
体力の消耗は、病気の悪化にもつながります。

くしゃみを出す方法

くしゃみが出そうで出ないと、かなりモヤモヤしてしまいませんか。
スッキリするために、次のような方法で、出してみましょう。

太陽の光を浴びる

日本人の25%に有効な方法です。
光くしゃみ反射の体質を利用して、スッキリと出してしまいましょう。
遺伝が関係する方法なので、該当しない人は、他の方法を試してください。

鼻を刺激する

少量の空気を、鼻から小刻みに吸い続けると、鼻の奥が刺激されて出ることがあります。
深い呼吸ではなく、浅い呼吸で連続して行うのがポイントです。

それでも出ない場合は、ティッシュなどで、こよりを作って、直接的な刺激を与えましょう。
鼻の奥をコチョコチョとするだけで、くしゃみが出てきます。

刺激物を利用する

オーソドックスに胡椒などの香辛料を、少量使ってみると良いでしょう。
粉末を吸い込みたくない人は、フリスクなどのメンソール系の食べ物を口に含んでみてください。
鼻の粘膜を刺激するので、スッキリと出すことができます。

くしゃみを止める方法|4つの原因から止め方を紹介! まとめ

くしゃみは、体を守るための大切な機能ですが、出過ぎることはよくありません。
また、人前でのマナーとしても控えたいものです。
ご紹介した方法で、上手に止めたり出したりしてみてください。

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