女性教師と生徒の恋愛｜キスは性行為なのか

またもや女性教師と生徒の恋愛の話題です。

以前、群馬県の女性教師のわいせつ行為に関する記事をご紹介しましたが、テレビドラマで描かれている教師と生徒の恋愛関係は、これらの事件からも実際に起っていることがわかります。

もちろん、好きな相手と自由に恋愛はできますが、相手が未成年となると話は違ってきます。
下手すると犯罪になるので、社会的罰則はかなり厳しいと言えるでしょう。
⇒　女性教師が元生徒にわいせつ行為をすると逮捕されるのか？群馬県事件

性行為とキス

今回の事件では千葉県の中学校の女性教師が生徒とディズニーランドなどで密会を繰り返し、抱きしめてキスをしたことが問題となっています。
以前にも富山県の中学校教師が18歳未満の女子にキスをしたということも取り上げられました。
この場合、中学校教師の男性は、淫行とみなされ、条例違反の容疑で逮捕されるという事件にまで発展しました。

では、性行為とはいったいどのような状態を指すのでしょうか？
キスは性行為に含まれるのでしょうか。

辞書を調べてみると、大辞林 第三版にはこのように書かれています。

せいこうい【性行為】
性欲を満たすための行為。普通、性交をいう。

ということは、キスは性欲を満たす行為なのでしょうか。
人により意見は別れるでしょうが、この場合「性的羞恥心を害している」という判断で逮捕に至ったといいます。
キスは立派な性行為だと認められたともとれる事件です。

処分を免れることもある

性交をしてしまったら、それはもう淫行に値するので、即犯罪となりますが、キスにはグレーゾーンともいえます。
なぜなら、本人らが「真剣な交際だ」と主張すれば、警察は立件できないというのです。
今回の女性教師のキス事件も「真剣な交際」を互いに主張していたら、ここまで取りざたされることもなかったのかもしれません。

ただ、こういった事件が発覚するのは大抵、生徒の親からです。
中学生ですから、まだ心も体も不安定です。
お互いに「真剣な交際」だと思っていても、生徒が親に発覚すると、「本当はしたくなかった」とか言い訳をすることは容易に想像がつきます。
しかも、親にバレるくらいですから、教師と生徒の交際関係が良好だったと言えない状態だったのかもしれません。
こういったちょっとした隙間に発覚してしまうのでしょう。

本当に「真剣な交際」を互いに信じ合い、続けていくには成人男女の交際以上の決意と強い意志が必要でしょう。

学校教師との恋愛経験

度々、取り上げられる教師と生徒の淫行事件ですが、実際にはどのくらいの人が経験したことがあるのでしょうか。
「しらべぇ」での調査結果をみてみましょう。
全国の20～60代の男女1,362名を対象に「学校教師との恋愛経験」について調査を実施したというものです。

この調査で「経験アリ」と答えた人は20代では1割を超える11.3パーセントという結果が出ました。
その他は1割未満という教師との恋愛経験は少数派と言えますが、筆者としては意外にも多いと感じてしまいました。

また、年齢層が高くなるにつれ、少なくなるのかと思いきや、50代の男性が5.8パーセントと意外に多いですね。

禁断の恋ほど燃え上がるのでしょうが、くれぐれも暴走しないようにしていただきたいものです。
恋に暴走すると大切なことを忘れてしまいがちです。

大切なこととは、相手が未成年であるということと、教師と生徒の関係であるということです。
保護者を含め、第三者が認められない恋というのはどこかに欠陥があるものです。