高輪ゲートウェイ駅|何故こんなダサい駅名にしたんだ

高輪ゲートウェイ駅とは山手線では50年ぶりの新駅となる駅名です。
この新駅の名称を決めるにあたり公募を行ったが、1位は「高輪」、2位が「芝浦」、3位が「芝浜」だったといいます。
JR東日本のコメントによると「公募の中から1位だった高輪に江戸の玄関口という役割から往来や交流の盛んな場所という意味を込めて高輪ゲートウェイ駅とした」というのです。

しかし、実際の公募で「高輪ゲートウェイ」は130位でした。
公募は全国6万4千件あまりの応募があった中、「高輪ゲートウェイ」はたったの36人
地元の人たちは「何故こんなダサい駅名にしたんだ」と悪評もあるようです。

山手線

JR東日本は「公募の中から選んだのだから、みなさんが良いと思ったから高輪ゲートウェイになったんでしょ?」と開き直る。
「高輪だけでいい」「ゲートウェイは要らないでしょ」という声もあるという。

また、「未来を切り開くシンボルとして、町全体の発展に寄与することを念頭に選考した」と言いますが、どうやったら「高輪ゲートウェイ駅」で未来を切り開くんだ?と思いませんか?

大規模な再開発

新しい駅ができると、そこは再開発されます。
この高輪も例外ではなく、30階建てのビルを建設を検討中だといいます。

高輪は赤穂浪士で有名な浅野長矩と赤穂浪士たちが葬られている泉岳寺のある地域です。
泉岳寺境内には「赤穂義士記念館」があり、赤穂浪士ゆかりの品を所蔵しています。
このような歴史のある地域の再開発は波紋を呼ぶこともあります。

大石内蔵助像

大規模な再開発となる見通しから、地元の住民や店舗経営者からは期待と不安が折り重なっているのではないでしょうか。
再開発が進むと付近に人が集まり、古くから店を出していた人たちも潤うことになります。
しかし、住民からは以前より住みにくくなるかもしれないという不安もあるのでしょう。

付けづらい店舗名

高輪ゲートウェイ駅ができたことによる付近の再開発により人が集まれば、店舗も増えるでしょう。
ここで問題なのが、「高輪ゲートウェイ駅」という駅名です。

大手店舗からすれば大した問題ではないかもしれません。
例えば「DoCoMo高輪ゲートウェイ店」や「○○スーパー高輪ゲートウェイ店」、少し長い店舗名になりますが、なんとか使えます。

一番問題なのが、食堂や理髪店など小規模の店舗名です。
小規模の店舗は地名や駅名を屋号にする場合が多くみられます。
「高輪ゲートウェイ食堂」「高輪ゲートウェイ蕎麦」「高輪ゲートウェイサロン」「高輪ゲートウェイ保育園」どれをとっても「高輪」だけのほうがしっくりきますね。

こういう部分がJRはわかってないなぁと思う点です。
ビジネスの観点から見ればわかるでしょうに。
駅名は再開発に影響することくらい考えなかったのでしょうか。

何故、130位の高輪ゲートウェイにしたのか。
期待と不安が共存する再開発になりそうです。

そんなわけで高輪ゲートウェイ駅の話は「電車事故」のカテゴリーにしました。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう