テオブロミン|JRA競馬施行規程の禁止薬物

競馬界の禁止薬物であるテオブロミンを摂取したとして、出走予定だった152頭の出走取消が決定されました。
レース自体は予定通り開催する方針ではありますが、このテオブロミン騒動によりJRAに激震が走っています。

グリーンカルJRAでは、構成確保のため競走馬の能力に影響するとされる「競馬施行規程第132条」に規定された薬物の取締を強化していました。
今回検出されたのは、競走馬に与えるサプリメント「グリーンカル」から禁止薬物テオブロミンが検出されたといいます。
この「グリーンカル」を与えた競走馬に対して、テオブロミンの影響を否定出来ないため、出走取消の措置をとったのですが、今後の血液検査により方針を決めるという応急的な措置といえます。

競走馬にサプリメントを与えるのは疲労回復などに役立つため一般的ですが、サプリメントや医薬品などを初めて使用する際には競走馬理化学研究所の検査を受けて安全の確保をするのが通例です。
しかし、今回のテオブロミンが検出された「グリーンカル」は海外から輸入したもので、検査結果前に販売されていたといいます。

 

禁止薬物一覧

競走馬競馬施行規程第132条に規定において、競走馬の能力を一時的に高める、または減ずるものを与えてはならないとあります。
これは、薬品以外の食品にも当てはまります。
いわゆるドーピングのことで、JRAでは「禁止薬物」として厳しく取り締まっています。

  1. アセプロマジン
  2. アドラフィニル
  3. アトロピン
  4. アミノフィリン
  5. アミノレックス
  6. アルプレノキシム
  7. アルプレノロール
  8. アンフェタミニル
  9. アンフェタミン
  10. イブテロール
  11. イプラトロピウム
  12. エタノール
  13. エチルアンフェタミン
  14. エチルモルヒネ
  15. エフェドリン
  16. オキシエチルテオフィリン
  17. オキシプロピルテオフィリン
  18. 10-オキソカンファー
  19. オクスプレノロール
  20. カフェイン
  21. カルバマゼピン
  22. カンフル
  23. キシラジン
  24. キンボロン
  25. グアイフェネシン
  26. クレンブテロール
  27. クロベンゾレックス
  28. クロルプロマジン
  29. クロルプロマジンスルホキシド
  30. コカイン
  31. コデイン
  32. コリンテオフィリン
  33. サルブタモール34 シクラゾドン
  34. ジヒドロオキシプロピルテオフィリン
  35. ジブカイン
  36. シプロヘプタジン
  37. ジメチルアンフェタミン
  38. ジモルホラミン
  39. スコポラミン
  40. スタノゾロール
  41. ストリキニーネ
  42. セレギリン
  43. テオフィリン
  44. テオブロミン
  45. デキストロアンフェタミン
  46. デクスメデトミジン
  47. テストステロン
  48. デトミジン
  49. テトラカイン
  50. デプレニル
  51. テルブタリン
  52. トラマドール
  53. トランスパイオキソカンファー
  54. トレンボロン
  55. ナンドロロン
  56. ニケタミド
  57. ニコチン
  58. ノスカピン
  59. バルビタール
  60. バルビツール酸誘導体
  61. バンブテロール
  62. ピプラドロール
  63. ファンプロファゾン
  64. フェネチリン
  65. フェンカミン
  66. フェンプロポレックス
  67. フラザボール
  68. フルオキシメステロン
  69. ブルシン
  70. フルフェノレックス
  71. プレニラミン
  72. プロカイン
  73. プロカテロール
  74. フロセミド
  75. プロピオニルプロマジン
  76. プロプラノロール
  77. プロマジン
  78. ベタキソロール
  79. ペモリン
  80. ヘロイン
  81. ベンズフェタミン
  82. ベンゾジアゼピン誘導体
  83. ペンタゾシン
  84. ペンテトラゾール
  85. ボルジオン
  86. ボルデノン
  87. メサピリレン
  88. メソカルブ
  89. メタンフェタミン
  90. メチルエフェドリン
  91. 17α-メチルステロイド類
  92. メチルフェニデート
  93. メデトミジン
  94. メテノロン
  95. メトカルバモール
  96. メトキシフェナミン
  97. メトプロロール
  98. メフェノレックス
  99. モダフィニル
  100. モルヒネ
  101. リスデクスアンフェタミン
  102. リドカイン
  103. ロミフィジン
  104. 前各号に掲げる物のいずれかを含有する物(遊離する物を含む。)

 

テオブロミンとは

ドーピングテオブロミンとは、ココアやチョコレートに含まれる物質です。
簡単に言えばカフェインの仲間ともいえる物質で、「キサンチン誘導体」といわれています。

テオブロミンを摂取すると2時間以内に最大血中濃度に到達し、カフェインと同じような作用を起こします。
誘発する作用は、心拍数の増加、血管拡張、気管支拡張、利尿作用です。
また、効果としてリラックス効果や脂肪燃焼の効果があるとして、競走馬に与えられたのでしょうが、上記の作用で示したとおり、心拍増加や血管拡張、気管支拡張といった覚醒効果があることが問題となります。

私たち一般の人がココアやチョコレートを適量を食べて摂取することには何の問題もありませんが、スポーツ選手や競走馬の世界では大きな問題となります。
このように、ドーピングとも言える作用は、禁止薬物となるのも当然と言えます。

 

テオブロミン|JRA競馬施行規程の禁止薬物 まとめ

今回のテオブロミンを含むサプリメント「グリーンカル」は、競走馬理化学研究所の検査結果前にトレーニングセンターにて販売されていたことで、禁止薬物を含んでいるとは知らずに競走馬に与えていたということも考えられます。
今回は一時的な措置ですが、今後どのような解決方法をとるのか、JRAの動向に注目です。

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