ショウガ【生姜】|血行促進作用で、冷え性と脂肪にサヨナラ

独特の辛みと風味が味わえるショウガ。

料理の香辛料に使ったり、漢方では薬として扱われたり、ハチミツと混ぜて「ショウガ飴」というお菓子に使ったり、ジンジャーエールという飲み物にしたり……と、我々の生活の多岐に亘って利用されていますよね。

日本では香辛料としてのイメージが強いショウガですが、欧米では「ジンジャーブレッド」という伝統的なお菓子が有名です。

これを発展させたお菓子が、クリスマスシーズンに好んで飾られる「ヘキセンハウス(ジンジャーブレッドハウス)」という、一軒の家の形に成型したお菓子となります。

このジンジャーブレッドハウスは、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する魔女の家がモデルだそうです。

強い香りを放つジンジャー(ショウガ)には魔除け効果があるとされ、パンや菓子の生地に混ぜ込むことで日持ちが良くなります。

また、同じく有名な「ジンジャーブレッドマン(ショウガパンぼうや)」というお菓子にも、こんな物語があります。

「昔々、おばあさんが可愛い男の子の形をしたショウガパンを焼いていた。 熱くてたまらなくなったショウガパンぼうやはオーブンから飛び出して大脱走。 おばあさんを含む村人たちや、すれ違う動物たち皆が追いかけてくるが、素早くかわして逃げ続ける。 川を渡ろうとしたが、体が濡れるのが怖いぼうやは、『川を渡してあげる』と言ったきつねを信じて尻尾に飛び乗った。 だが、それは、ぼうやを食べるためのきつねの罠。 哀れなぼうやは、とうとう、きつねに食べられてしまったとさ。」

なんだか物悲しいお話しですね……

日本の歴史上の人物では、第11代将軍の徳川家斉はショウガが大好き。

第12代将軍の徳川家慶も、大のショウガ好きだったそうですよ。

 

食材データ

種類:根菜類
旬の季節:

主な効能

風邪予防
胃腸病、心臓病、高血圧の予防
うつ病など万病に効果アリ

 

栄養成分

生姜

ショウガには、特有の辛みと爽やかな香味があります。

ショウガの辛み成分は、「ジンゲロール(ジンギべロール)」「ショウガオール」に起因しています。

「ジンゲロール」は、妊娠や疾患による吐き気、頭痛を緩和してくれます。

ラットを使った実験で、低体温状態を改善する効果があったという研究結果があります。

脂肪燃焼効果も報告されています。

同じく辛み成分である「ショウガオール」の構造は、「ジンゲロール」に似ています。

ショウガの主要な香り成分の1つに、「ジンゲロン」があります。

ショウガの根茎に存在し、辛みはありません。

「ジンゲロン」は、発展途上国の乳児死亡原因となる一部の大腸菌性下痢に有効、との説があります。

ショウガに特有の風味を与えているのは「ジンギベレン」という成分です。

魚や肉の臭みの成分と結合し、嫌な臭いを抑えます。

少量ではありますが、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCも含まれています。

野菜にはあまり含まれていないミネラル分のマンガンも含まれています。

ショウガの香味成分や辛み成分の相乗効果が血管を拡張させて血流を促進し、冷え性や肩凝りを緩和します。

血流が促進されると、発汗や腸内の蠕動運動も促され、体内に溜めこんだ不要な物を排出するので、肥満解消にもつながります。

以上のことから、ショウガを食べることにより次のような効能が期待できます。

  • 体をぽかぽかさせる発汗効果、それに伴う風邪症状時の解熱効果
  • 咳、喉の痛みの緩和
  • 炎症を抑えて鎮痛に働く
  • 吐き気を抑える
  • 抗炎症作用による皮膚掻痒感の軽減
  • だ液、胃液、胆汁の分泌促進(ショウガを食べると食欲増進に繋がる)
  • 胃液が健やかに分泌されることで、胃腸が健康に保たれる(抗潰瘍効果)
  • 蒸しショウガの摂取で胃腸の冷えが改善。消化不良や、腹部膨満感を防いでくれる
  • 漢方薬の生姜(ショウキョウ)による強心作用
  • コレステロール値や、血圧を低下させる
  • 血栓予防
  • 精神的高揚感を得る
  • 血行やリンパの流れを促進し、内耳にリンパ液が溜まっためまいに効くと言われている
  • ショウガオールやジンゲロールの抗酸化作用による活性酵素除去効果(老化や病気予防)

ginger(ジンジャー=ショウガ)に「(話)ぴりっとした辛み、刺激、元気、活気」という意味があるように、ショウガを食べるとピリッとした辛みが突き抜け、脳を刺激しますよね。

脳への刺激は全身の細胞への刺激にも繋がり、気力や免疫力を向上させてくれます。

 

特徴

すりおろしたり、刻んで振りかけたりなどして、主に香辛料として使われます。

カツオ(初鰹)の付け合わせには欠かせません。

日本料理(寿司に添えられているガリは口直しに最適)や中華料理で、魚や肉料理の臭味を消すためによく使われます。

関西では薄く切って天ぷらにするのが定番です。

よく言われている殺菌作用ですが、残念ながら、生のショウガや搾汁液に食中毒の原因菌のサルモネラ菌、カンピロバクター、ビブリオ属菌、黄色ブドウ球菌に対する殺菌作用はありません。

但し、一部の細菌に対しては増殖抑制効果があることがわかっています。

 

種類

しょうが

原産地は熱帯アジア(インドからマレーシア半島付近)です。

世界の産地は、インド、中国、ネパール、インドネシア、ナイジェリア、タイなどです。

国内の産地は、高知県、熊本県、千葉県、宮崎県、鹿児島県、和歌山県などです。

栽培と収穫方法により、「ひね(老成)ショウガ」、「新ショウガ(収穫したばかりのショウガで、7~8月に出回る)」、「葉ショウガ」、「矢ショウガ」に分類されます。

ショウガの品種には「房州赤芽ショウガ」、「金時ショウガ」、「谷中ショウガ」などが挙げられます。

 

レシピ

豚肉の生姜焼き

定食屋の定番「豚肉のショウガ焼き」。

豚肉特有の臭みをショウガが消してくれます。

ご飯のお供にするなら、甘味を抜いて辛めに味付けましょう。

カロリー低めの豚肉と血行促進作用のあるショウガのコラボで健康寿命が延びるはず。

豚肉の生姜焼き

 

生姜湯

体が芯から温まる。

風邪予防に、風邪を引いた時にも良い。

喉が痛いときにはハチミツを混ぜて。

生姜湯

 

ショウガ【生姜】 血行促進作用で、冷え性と脂肪にサヨナラ まとめ

血行促進作用のあるショウガは、冷え性や肩凝り、消化不良による腸内環境を整えるのにも役立ちます。

抗炎症作用もあるので、頭痛や喉の痛みの緩和にも効果があります。

胃腸の冷えが気になる方は、ショウガ湯を飲めばぽかぽかと体が温まります。

但し、ピリッと刺激のある強い辛み成分を持っているため、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

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